スタジオシティ・インターナショナル・ホールディングスは、ケビン・ベニング氏が2020年12月10日(木)付で、シニアバイスプレジデントおよびマカオの統合型リゾート、スタジオシティの施設総支配人に正式に就任したことを発表した。ジェフ・アンドレス氏の後任となる。
最近まで、メルコリゾーツ&エンターテインメント(フィリピン)社の最高執行責任者としてシティー オブ ドリームス マニラを監督していたベニング氏は、スタジオシティの業務を担当することになると、メルコは昨夜の発表の中で述べた。2015年11月から2018年2月までシティー オブ ドリームス マニラの施設社長を務めていたアンドレス氏は、ベニング氏のポジションであった自身の前職に復帰する予定で、事実上完璧な役職交換となる。
メルコは4月にベニング氏とアンドレス氏の再任命を発表したものの、渡航制限によって両氏がマカオとフィリピンを行き来することができなくなったために、否応なく保留になっていた。
同社はその前の2019年9月に幹部チームの大改造を実施し、エヴァン・ウィンクラー氏が社長に、デービッド・シシク氏はマカオリゾートの最高執行責任者に、アンディ・チョイ氏はアルティラ・マカオの施設社長から国際部門の最高執行責任者に、そしてレイモンド・ロー氏がアルティラ・マカオとモカクラブの施設社長に就任していた。
現在約13億米ドル(約1,356億円)の費用をかけて第2フェーズを開発中のスタジオシティは、最近投資家へのクラスA株式の募集を通じて5億米ドルの資金調達計画を完了させており、それによってメルコの同社への出資比率は54.1%から54.7%に引き上げられた。