メルコリゾーツ&エンターテインメントが、最高経営幹部職の全面見直しを実施し、エヴァン・ウィンクラー氏が同社の新しい社長職に昇進した。
すでに取締役を務め、親会社であるメルコ・インターナショナル・ディベロップメントの代表取締役社長も務めるウィンクラ―氏は、世界でのメルコリゾーツの日々の業務上の問題を担当し、全事業部署が同氏の直属となる。ウィンクラ―氏自身は、ローレンス・ホー会長兼CEOの直属の部下となる。
ホー会長は声明の中で、「当社は過去数年の間に驚くべき変化を経験しており、これは世界での拡大、モーフィアスのオープン、かつてないほどに多くのゲーミングを超えたアトラクションの提供そして非常に強固なチームの構築など、仕組みを大きく変えるものとなっています。我々が前進し続ける中で、私は会社に類まれな成長を届けた確固たる実績を持つチームに全幅の信頼を寄せています」と述べた。
また、ウィンクラー氏は「メルコの創業者であり、会長兼最高執行責任者のローレンス・ホー氏からの私への信頼を大変光栄に思います。3年前にホー氏のビジョンを支え、実行する手助けをするためにメルコ・インターナショナル・ディベロップメントに加わりました。今回メルコグループの中でさらに幅広い役割を担うことができることを楽しみにしています」と付け加えた。
Inside Asian Gamingは、メルコのマカオベースの事業の中で他にも複数の変更があったと理解している。その変更の中でデイビッド・シスク氏がシティー オブ ドリームス マカオのプロパティ・プレジデントからマカオの最高執行責任者に、アンディ・チョイ氏はアルティラ・マカオのプロパティ・プレジデントから(日本以外の)国際最高執行責任者になり、そしてレイモンド・ロー氏はアルティラ・マカオおよびモカ・クラブの社長に就任している。
ジェフ・デイビス氏はメルコ日本法人のCEOに留まり、ジェフ・アンドレス氏もスタジオシティのプロパティ・プレジデントに留まる。
今回の大改造は、メルコリゾーツが最後に大きな変更を実施し、シスク氏とアンドレス氏をそれぞれシティー オブ ドリームス マカオとスタジオシティのポジションに任命してから19か月後のこととなる。