MGMリゾーツ・インターナショナルが、最高財務責任者(CFO)および財務部長を務めるコーリー・サンダース氏が新最高執行責任者(COO)に就任したことを発表した。
2010年から2019年3月までの9年間、COOを務めていた57歳のサンダース氏は、代わりにCFOおよび財務部長の職を務める人物が同社に加わるまでの間、それら役職も兼任していく。
今回の異動の前の1年は、新型コロナウイルスの世界的流行、長きにわたって会長兼CEOを務めたジム・ムーレン氏の退職、およびラスベガス・ストリップにある複数の資産の売却などMGMにとって忙しい1年だった。
7月、ビル・ホーンバックル氏がCEO兼社長に就任して以降、MGMはこの年2度目の7億5,000万米ドル(約781億3,200万円)の社債発行、そして同社のREIT、MGMグロース・プロパティーズ(MGP)に持つ14億米ドル相当の株式の売却を完了させ、利用可能な流動資産を59億米ドルに増やした。また、今年に入ってMGMグランドも売却しており、この社名が付けられたラスベガス・ストリップの有名施設とお隣のマンダレイ・ベイは現在、MGPとブラックストーンリアルエステートインカムトラストとの間の合弁パートナーシップが保有している。MGMは現在MGPの53%を所有する。
MGMリゾーツは金曜、他にアティフ・ ラフィク氏が商業.・成長部門プレジデントを辞任したことも発表した。