代表取締役社長
ゴールデン・ドラゴン・グループ
パワースコア: 645
昨年の順位: 42
評価理由
- 元マカオ立法会員
- マカオ最大の不動産所有者の一人
本人が出馬していた訳ではないが、チャン氏は2021年マカオ立法会(AL)選挙でこの先の数年間に有意義となる可能性がある政治的な勝利を得た。
ALのリーチは長くないかもしれないが、声は大きい。今年チャン氏が支援する「マカオ・ユナイテッド・シチズンズ協会(ACUM)」から3人も当選したため (他のすべてのグループより多い)、今後その声を多く聞くことになるだろう。
2017年の選挙でチャン氏はビジネスに集中するために出馬から撤退したにもかかわらず、2005年に彼が創造したACUMと近い関係を維持している。
ACUMの優先事項はマカオの経済復帰(特にゲーミング業界)となり、これから行うゲーミングライセンスの再入札に対してALも影響力を持つことは注目すべき点である。
マカオで最も裕福な実業家の一人であるチャン氏のゴールデン・ドラゴン・グループは、カジノゴールデンドラゴンカジノ、ロイヤルドラゴン、カジノミリオンドラゴンを運営しており、そのすべてがSJMホールディングスのライセンスの下でサテライトカジノとしてゲーミング事業を営んでいる。他にメルコリゾーツのライセンスの下でタイパ島にあるカジノ・グランを運営し、現在グランド・リスボアの近くにある新築のチャイナドラゴンホテルで新しく185室を開業する予定。
かつては、チャン氏にマカオの7つ目のコンセッションが当てられると思われていた。今はその可能性はほとんど無いとはいえ、彼がマカオゲーミング業界の将来に対して影響力を持っていることは間違いないだろう。