非業務執行取締役
リッチ・ゴールドマン・ホールディングス
パワースコア: 764
昨年の順位: 22
評価理由
- Guangdong Group (広東グループ)の成長を監督し、マカオの「ビッグ3」ジャンケットの1つとなった
- リッチ・ゴールドマン取締役会唯一の非中国人メンバー
かつてはネプチューン・グループとして知られていたリッチ・ゴールドマン・ホールディングスの顔であるニグリオ氏は、長年のキャリアの中で、米国大統領および元米国のゲーミング界の大物ドナルド・トランプ氏の監視下、非常に多様な役割をこなしてきた。
同氏は1993年から、トランプ・タージマハル・カジノリゾートインクの副社長、トランプ・アトランティックシティ・アソシエイツのタージ・アソシエイツのカジノマーケティング上級副社長、ニュージャージー州アトランティックシティのトランプでカジノマーケティングおよび国際事業のシニアエグゼクティブを務めてきた。しかし、間違いなく最も大きな功績は、当時、未知の世界であったアジアジャンケットの業界に進出したことであり、初日から正式にGuang-dong Group (広東グループ)の上場会社のトップに立ち、同社を率いたことだ。
これらの優れたビジネス資質にも関わらず、新型コロナ感染拡大の計り知れないプレッシャーと、越境賭博に対する中国本土による取締りがジャンケットにも課されていることを考えると、過去2年間が同氏にとってもっと挑戦の時期であったことは間違いない。
同社はまた、フィリピンにおいて他の同業者と繋がっているが、昨年末にマカオのジャンケット提携が終了するのを目の当たりにしている。
広東グループに関しては、アナリストはマカオのVIP業界が2021年に2019年の20%の状況にも満たず、2022年も40%を超えることはないと予測している。時間が長期的な未来を解決してくれることもあるが、そのチャンスを最大限に活かすことが出来るのはニグリオのような経験を持つ人物である。