ドイツのコライ・アルデミール氏は、11月18日(木)に開催された2021年ワールドシリーズオブポーカーのメインイベントで、6,650人のスターターによる大規模なフィールドを制して優勝し、800万米ドル(約9億円)の賞金を獲得した。
31歳の同氏は、チップリーダーとしてファイナルテーブルに登場し、プレイの大半を支配していたが、アメリカ人のジョージ・ホームズ氏との長時間にわたるヘッドアップバトルの末に勝利を収めた。同氏はトーナメントでの成功には慣れていて、ライブでの獲得賞金はすでに約1,200万米ドル(約14億円)に達していたが、WSOP初優勝はキャリアの中で自身最大の勝利であり、2017年にフィリピンで開催されたスーパーハイローラーイベントで獲得した130万米ドル(約1億4,900万円)をはるかに上回るものだった。
「最高の気分」と語った同氏。「世界最大のファイナルテーブルで勝つことができ、夢が叶った。ポーカーをプレイする者なら誰もがこれを見たときに『いつか自分も』と、この瞬間を思い浮かべるはず」。
同氏の優勝は、リオ・オールスイート・ホテル&カジノで開催された最後のWSOPメインイベントとしても歴史に残る。WSOPの主催者は今週、2022年のWSOPをバリーズとパリ・ラスベガスに移転すると発表したからだ。
WSOPオーナーのシーザーズ・エンターテイメントは、2019年9月にリオを5億1,600万米ドル(約589億円)で売却した。