フィリピン政府が新型コロナ対策の警戒レベルをレベル3からレベル2に下げると発表後、マニラのカジノは、先週11月5日(金)時点で収容率50%の運営が許可されたさまざまな施設のうちの1つである。
ハリー・ローク大統領報道官の発表によれば、改訂された警戒レベルは、先週4日(木)の省庁間タスクフォース(IATF)からの承認後、最初は11月5日〜21日まで実施され、その後再評価を行うとのこと。警戒レベルの評価は、フィリピンの新型コロナの感染拡大からの脱却に合わせて月に2回行われる。
ローク大統領報道官は、次のように述べた。「2021年12月1日以降の警戒レベルは、毎月15日、30日に決定される。
一方、段階的警戒レベルの変更は、必要に応じ実施期間中いつでも実行できるが、解除は2週間の評価期間終了後にのみ実行可能となる」。
マニラ首都圏(NCR)の警戒レベルは、全国での新規感染症例数が9月9日に最多となった27,887件から減少し先週5日(金)に2,344件となったことを受け、改訂された。
アラートレベル2では、8歳以下のワクチンを完全接種済みの人を対象に、カジノ、競馬場、闘鶏、宝くじ・馬券売り場、その他のゲーミング施設などの特定施設の収容率を、以前の30%から50%に増やすことが可能となる。また、MICE会場、テーマパーク、観光名所、レクリエーション会場、スポーツジム、劇場、バー、クラブなども収容率50%で運営でき、屋外会場では70%にまで引き上げられる。
マニラのカジノは、政府がNCRの警戒レベルをレベル4からレベル3に下げた10月16日以降、収容率30%で営業再開できる許可を受けていた。これらのカジノは8月6日から閉鎖されていたが、招待されたVIPゲストは9月16日から入場が可能となっていた。