27日(金)に発表されたゲンティンの第2四半期の財務報告によると、ゲンティン・バーハッドが新たにオープンした米国の旗艦店のリゾートワールド・ラスベガス(RWLV)は、6月最初の6日間の営業期間中に1,490万米ドル(約16億円)の収益と390万米ドル(約4億円)のEBITDAを生み出した。
43億米ドル(4,700億円)をかけ6月24日に一般向けに開業した統合型リゾートは、ラスベガス・ストリップに10年ぶりに誕生した新たなカジノリゾート開発となった。ここでは、3,500室のホテル客室、40以上の飲食店、充実した小売店とMICEスペース、そして11万7,000平方フィートのカジノフロアを備えている。
この開業は、新型コロナのパンデミックにより若干遅れたにもかかわらず、ネバダ州とラスベガス・ストリップが7月に過去最高収益を記録するのを見込みつつ潜在的需要を含む絶好のタイミングであった。
ゲンティン・バーハッドは、開業以降のRWLVの業績に関する詳細をほとんど明かしていないが、6月25日〜30日までの6日間を第2四半期の業績に組み込み、その期間中の1日あたりの平均収益は250万米ドル(約2.7億円)、EBITDAは65万米ドル(約7,140万円)となった。
この取引量を維持した場合、アナリストは、この施設が年間最大3億米ドル(約330億円)のEBITDAを作り出すと確信を持っているが、RWLVは毎月約7,500万米ドル(約82億円)の収益と、2,000万米ドル(約22億円)のEBITDAを生み出すかもしれない。
ゲンティンによると、その最初の週のホテルの客室稼働率は71.2%で、1日あたりの平均料金は239米ドル(約26,255円円)であった。
「リゾートワールド・ラスベガスのシアター、ズーク ナイトクラブ、スパなどの追加施設は、第3及び第4四半期に完成しオープンする予定である」と同社は述べている。
2021年6月30日までの3カ月間、ゲンティン・バーハッドは損失が20年第2四半期の14.7億リンギット(約385億円)から5億9,900万リンギット(約157億円円)までに縮小し、世界中のカジノの再開により、収益は約3倍の29.4億リンギット(約770億円)まで増加した。
グループ全体のEBITDAは9億5,890万リンギット(約251億円)で、前年のEBITDA損失の5億7,870万リンギット(約151億円)から黒字転換した。