IR(統合型リゾート施設)を巡り、収賄と証人等買収の罪に問われ公判中の秋元司・衆院議員(49)について、東京地裁は7日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は8,000万円。秋元被告側は即日現金で納付したという。東京高裁も検察側の抗告を棄却した。
秋元議員は収賄罪で起訴後、昨年2月に保釈されたが、贈賄側に偽証を働き掛けた疑いで同8月に再逮捕されてから約9カ月半、勾留が続いていた。その間、秋元被告側による保釈請求は何度も行われたが、全て却下されていた。
秋元議員は当初から一貫して無罪を主張しているが、贈賄側の4人や、証人買収の実行役として秋元議員の共犯とされた4人は、それぞれ贈賄や証人買収を認め一審で有罪判決を受けている。