マニラの統合型リゾートとカジノは、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、首都圏(NCR)とその周辺地域はより制限の少ない隔離措置の対象となると宣言したにもかかわらず、少なくとも4月末まで閉鎖されたままとなる。
政府は日曜日、3月中旬以降から実施されている強化されたコミュニティー隔離措置(ECQ)を、4月12日から4月30日までに修正を加え強化されたコミュニティー隔離措置(MECQ)に一段緩和すると発表した。
MECQは、マニラ首都圏、ブラカン州、カビテ州、ラグナ州、リサール州に課され、政府機関や一部の民間企業が50%の制限で再開できるようになる。ただし、午後8時から午前5時までの夜間外出禁止令と自宅隔離措置は引き続き継続され、人々の移動は必要最低限の日用品の買い出しやサービスに限定、許可されたオフィスや施設での就労に制限される。
新興感染症対策タスクフォース(IATF-EID)のガイドラインに基づき、いまだ営業が許可されていない施設の長いリストには、「カジノ、競馬、闘鶏、コックピット、宝くじ、賭け屋、その他フィリピン・チャリティー・スイープステークス・オフィスによる抽選を除くゲーミング施設の運営」と記されている。
バーやクラブなどの娯楽施設、カフェや遊園地などのレクリエーション施設、遊園地やテーマパークに加えて、ジム、スポーツ施設、観光スポットも営業禁止リストに残ったままである。
NCR病院での新型コロナ感染者患者の利用可能な病床数が増加したことで制限はわずかに緩和されたが、フィリピンでは土曜日に12,674件、日曜日に11,681件の新規感染者数を記録し、全国集計は86万件を超えた。
4月2日には、過去最高となる15,298件の感染者数を記録した。