横浜市選挙管理委員会は8日、ことし8月の任期満了に伴う横浜市長選挙は8月8日に告示され、22日に投開票を行うことを決めた。東京オリンピック・パラリンピックの日程となるべく重ならないように配慮したという。東京オリンピックの開催日程は2021年7月23日(金)~8月8日(日)、パラリンピックは8月24日(火)〜9月5日(日)。
横浜市長選挙は、市が推し進めるIR(統合型リゾート施設)誘致に大きく影響を与えるため注目を集めている。横浜市では既にIR設置・運営事業(予定)者の公募が開始されており、夏頃に選定が行われる予定。「市長選とIR事業者選定は別物なので、互いの日程は関係ない(市関係者)」とは言うものの、事業者選定の結果発表が市長選の投票前になるか後になるかで市長選に与える影響度が変わる可能性も否めないため、選定結果発表の日程も気になるところだ。
これまでにIR誘致反対の立場をとる横浜市議会議員の太田正孝氏(75)と動物愛護団体の代表理事の藤村晃子氏(47)が無所属での立候補の意向を表明しているが、現職の林文子市長(74)は、立候補するかどうか態度を明らかにしていない。