パチンコ店を経営するオークラホールディングスは、昨年の新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、収入源の多様化を図るため、長崎市内の住宅・商業ビルを購入することで合意した。
同社が香港証券取引所に提出した書類から、同社の完全子会社である株式会社ケイズプロパティー が長崎市内の土地とビルを総額4億4,200万円で購入することが明らかとなった。このビルは現在、住宅、診療所、銀行、駐車場で構成されており、これらの物件は今後も賃貸契約の対象となる。
今回の買収の理由について、オークラは次のようにコメント。「当社グループは、収益源の強化と多様化の機会をこれまで積極的に模索してきた」。
「取締役会は、本物件の立地、状態、潜在的な価値上昇など様々な要因を考慮した上で、本取得が当社グループの不動産投資のポートフォリオ拡大に素晴らしい機会を提供し得ると考えている。これにより、当社グループは将来的な資本増価の恩恵を受けられ、当社グループの安定したキャッシュフローおよび収益の源となり得る新たな賃貸収入源を生み出せる」。
オークラホールディングスは現在、九州、関東、関西、中国地方で17軒のパチンコ店を経営している。