マレーシアのゲーミング大手、ゲンティン・バーハッドの子会社で、シンガポールのリゾートワールド・セントーサを運営し、日本でのIRライセンス獲得を目指すゲンティン・シンガポールが、社員に対しておよそ800万株の株式報酬を付与することを発表した。その中には6人の取締役への200万株が含まれている。
2021年3月1日時点で1株0.85シンガポールドル、合計660万シンガポールドル(約5.3億円)に相当する株式報酬のうち576万5,000株は「ゲンティン・シンガポールグループの選ばれた従業員」に付与される。
170万シンガポールドル(約1.4億円)相当の残りの200万株は6人の取締役で分けられ、そのうちの75万株がゲンティン・グループのリム・コック・テイ会長兼CEOおよびゲンティン・シンガポールのタン・ヒーテック社長兼COOにそれぞれ付与されている。
その他、12万5,000株はジョナサン・ アシャーソン氏、タン・ワー・イエオ氏、チャン・スウィー・リアン・カロリーナ氏、ウィンストン・ハウ氏にそれぞれ付与される。
ゲンティン・シンガポールは、株式報酬のべスティング(権利確定)は、パフォーマンス期間に達成される既定の業績目標によると述べた。
同社は先月、新型コロナの影響で、2020年の利益が前年比90%減の6,920万シンガポールドル(約56億円)となったことを報告していた。