マカオのギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)が、中国建設(China Construction)との間で法的拘束力のある「Letter of Intent(予備的合意書)」を交わし、後者は130.1億パタカ(約1,714億円)で、ギャラクシー・マカオの第4フェーズ開発の建設と関連サービスを提供する。
香港証券取引所に昨夜提出された書類によると、主にマカオで営業を行う中国建築国際集団(China State Construction International Holdings Limited)の子会社である中国建設は、ギャラクシー・マカオ第4フェーズのための「建設の他、管理、仮設工事、一般施設工事およ管理、労働割当の申請及び管理、箱型基礎構造、構造骨組み、接続ブリッジの建設、そして指定下請業者/納入業者及び/または直接の請負業者を通じた全ての専門家による作業パッケージの建設及び完了を含むがこれに限らない関連サービス」を提供する。
予備的合意書に署名する中で、GEGと子会社のギャラクシー・コタイ・プロジェクトは、開発目標を維持し、マカオのゲーミングおよびホスピタリティ市場での競争優位性を向上させるために第4フェーズ建設を開始することが「グループの最善の利益」だと強調した。
GEGは2021年下半期にギャラクシー・マカオ第3フェーズをオープンする予定で、施設は1,500室の客室、16,000人収容のギャラクシー・インターナショナル・コンベンション・センター、4万㎡のMICEスペース、そして追加のゲーミングフロアエリアで構成される。
同社は昨夜、中国建設には、適切に完了した作業を月次で評価したものをベースに支払いが行われる予定で、その評価は外部専門コンサルタントが行う。一方で、建設会社側もGEGに対して「中国建設の関連契約サービスの正当な履行を保証するために」、2億4,500万パタカ(約32億円)のPerformance Bond(契約履行保証)を発行する。
プロジェクト全体がGEGの社内資源で賄われる予定で、建設期限は建築事務所からの指示が出てから7日後と言われている開始日からカレンダー日で1,053日となっている。
GEGは、「当グループはマカオでの現在の事業展開の発展と開発を進めてきており、確実に世界レベルの最高の開発を行うために計画を継続して見直し、洗練させている。コタイの第4フェーズは、GEGが進め続けている主要な開発計画の1つだ。
開発目標を維持し、競争優位性を高めるために、関連の建設作業を開始することは当グループにとっての最善の利益となる」とコメントした。