米国ゲーミング協会(AGA)のリサーチによるとカンザスシティ・チーフストム・ブレイディのタンパベイ・バッカニアーズが対戦する来週行われるNFLの優勝決定戦、スーパーボウルでは延べ2,320万人のアメリカ人が、総額43億米ドルの賭けを行う。
この数字は、米全土でオンラインスポーツくじが増加していることに後押しされたもので、現在25の州およびワシントンDCが合法のスポーツくじを提供している。2021年、760万人がオンラインスポーツブックでスーパーボウルへのベットを行うと予想されており、昨年からは63%の増加となる。
AGAのビル・ミラー社長兼CEOは、「今年のスーパーボウルは、アメリカスポーツくじの歴史で最大の単一イベント合法掛け金総額を生み出すと予想されている。強固な合法市場によって、アメリカ人は違法ブックメーカーを見捨て、記録的な数で規制された市場での賭けが行われている」とコメントした。
AGAによると、さらに3,600万人多いアメリカ人の成人が昨年のこの時期よりも合法スポーツくじにアクセスできるようになっており、その間にコロラド、イリノイ、ミシガン、モンタナ、テネシー、バージニアそしてワシントンDCの7つの法域が新たに門戸を開いた。 さらに13の州が現在スポーツくじ合法化に向けて積極的に活動、または提出前法案を用意している。
米全土でのスポーツくじへの賭け金総額は2019年の130億米ドルから2020年には210億米ドルに増加し、新型コロナの世界的感染拡大が始まって以降は、モバイル端末が全ての賭けの82%を占めていることをAGAのデータが示している。