マカオのカジノが1月、80億2,000万パタカ(約1,050億円)のゲーミング粗収益を計上した。前年同月比では63.7%減を示しており、同特別行政区にとってまた一歩前進した形となる。
中国では本土の一部地域で最近新型コロナの感染が拡大しており、それによって当局は旧正月に至るまでの間、不要不急の移動を控えるよう警告している。そのような動きからマイナスの影響を受けているにも関わらず、ゲーミング監察協調局(DICJ)が月曜発表した数字によると、1月のGGRは12月から2.6%改善した。この数字は予想を上回っており、アナリスト達は2020年1月の221億3,000万パタカ(約2,900億円)からはおよそ67%減少すると予想していた。
12月の78億2,000万パタカ(約1,030億円)というGGRは、2020年1月以降では最も高い数字となっており、7か月連続で旅客数が増加し、659,407人にまで達したことが後押しした。
しかしながら、GGRは前年比ベースでは減少を続けており、1月で16か月連続の前年同月比減となった。
マカオの2020年合計GGRは604億4,000万パタカ(約7,945億円)で、前年比では79.3%減となった。