JNTO(政府観光局)は20日、2020年12月の訪日外客数(推計値)を発表した。
2020年12月の訪日外客数は、58,700 人(前年同月比 97.7%減)で、15 カ月連続で前年同月を 下回り、実数としては前月からほぼ横ばいとなった。2020年全体での訪日外客数は、4,115,900人(前年比 87.1%減)となった。
1月下旬以降の新型コロナウイルス感染症の拡大により、訪日外客数は激減。7月以降、国際的な人の往来再開に向けた措置が段階的に進められ、2020年10月1日から、ビジネストラック(ビジネス目的の短期滞在)および、レジデンストラック(駐在員の派遣・交代などの長期滞在)が限定的ながら再開された。(観光目的での入国は、現在まで認められていない)
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年12月28日から、2021年1月末までこの仕組みによる全ての国・地域からの新規入国を一時停止することとした。また、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言発出に伴い、2021年1月9日以降、同解除宣言が発せられるまでの間、すべての国・地域からの入国者・再入国者・帰国者に対し、日本人を含め、上陸時の PCR 検査の受検等を実施することとした。更に1月14日以降は、「ビジネストラック」「レジデンストラック」の運用も停止している。
日本でのIR整備事業においても、各地でRFPが開始されている今、海外事業者の関係者が訪日できないことによる影響が心配されるところだ。