ロッテツアーディベロップメントが、1,600室のスイートを持つホテルのための最終承認を受け取り、14億米ドル(約1,444億円)をかけた待望の統合型リゾート、済州ドリームタワーを今日正式ににオープンする。
現地メディアのJeju Soriによると、済州ドリームタワーのグランドハイアットホテルが観光促進法(Tourism Promotion Act)および済州観光促進条例(Jeju Tourism Promotion Ordinance)の下で観光客向け宿泊事業として登録された。この条例は30室以上のホテルに適用され、施設への特定の要件および、外国人の出資比率に関する規定および土地・建物の使用権などが含まれる。
ロッテツアーは先月下旬、2020年12月18日を開始日とするホテル滞在の予約を受け付け始めたことを明かしていた。
38階建て、169メートルの高さを誇る済州島で最も高いビル、済州ドリームタワーは、オープン時点でショピングモール、レストランおよびバー14軒、屋外プールデッキ、ラウンジのある最上階スカイデッキ、スパ2軒、そしてホテルを持つ。しかしながら、今はまだカジノはない。
ロッテツアーは既存の外国人専用カジノをロッテホテル済州から移設するための申請を予定しており、カジノ影響度調査アセスメントの完了と現地当局からの承認を待っている。移設によって、現在のゲーミングスペースはほぼ5倍の5,000㎡以上に拡張される予定で、ゲーミングテーブル5台、マシン51台は150台と300台に増設される。
済州ドリームタワーのオープンは、ロッテツアーの前任となるトンファ・インベストメント・アンド・ディベロップメントが1980年に同タワーが建つ約30ヘクタールの土地を購入してから約40年後のこととなる。掘削作業が始まったのは1984年の事だったが、資金不足で中断された。プロジェクトは最終的に2008年に復活し、デザイン変更を経て2016年5月に工事が再開された。