IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の横浜市の誘致に反対する市民団体が行なっている、林市長のリコールに向けた署名活動が5日、最終日を迎えた。署名活動していたのは市民団体「一人から始めるリコール運動」。
市長のリコールへのハードルは非常に高い。特に人口(有権者数)が多い地域ではかなり厳しいと言わざるを得ない。横浜市の場合で考えると、解職の是非を問う住民投票で過半数を得なければならず、まずその住民投票を行うためにおよそ50万人の署名を2カ月間で集める必要がある。2カ月間で50万人の署名を集めるのはおおよそ現実的ではないと言わざるを得ない。団体は、10月から署名活動を始め、今月5日に最終日を迎えたが、11月29日までにおよそ7万人分しか集まっていないという。
先日、愛知県では名古屋市長の河村たかし氏や、「高須クリニック」院長の高須克弥氏が中心となり大がかりな、大村秀章愛知県知事へのリコール運動が行われた。市長が知事のリコールを訴える話題性のあるリコール運動であったが、必要数は約87万筆と膨大であり、集まった署名は約43万筆という結果に終わっている。