今年10月に摘発された東京・歌舞伎町(新宿区)の違法カジノ店の実質的な経営者とみられる暴力団組員らが警視庁に逮捕された。
逮捕されたのは、六代目山口組系の組員・三輪正行容疑者(39)ら3人。今年3月から10月にかけ新宿・歌舞伎町の雑居ビルで違法カジノ店を運営し、バカラ賭博で客に金を賭けさせて手数料を取っていた疑いがもたれている。
店は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中も営業し、今年10月に警視庁に摘発されるまでにおよそ5,000万円を売り上げていたという。三輪容疑者は実質的な経営者とみられているが、容疑を否認している。
歌舞伎町ではたびたび違法カジノ店が摘発されている。夜の歌舞伎町では客引きの男が「ギャンブルありますよ」と、路上で通行人に声をかける姿をしばしば見かける。このように路上で引いた客や口コミで客を増やし秘密裏に店舗を運営し、その多くが暴力団の資金源になっていると考えられている。