コーポレート・シニアバイスプレジデント兼最高カジノ責任者
ラスベガス・サンズ
パワースコア: 721
昨年の順位: 無
評価理由
• 通常、世界で最も利益を生み出す統合型リゾート、マリーナベイ・サンズの経済的原動力を監督
• タスマニアでディーラーとしてゲーミングのキャリアをスタートさせ、クイーンズランドでは規制担当者を務めた
• 豪最大手投資銀行 マッコーリー・キャピタルで最高幹部を務めた後にゲーミング業界に復ランドベース、オンライン部門両方での会社の拡大を監督
今年初めのマリーナベイ・サンズ(MBS)での経営体制の変更によって、アンドリュ ー・マクドナルド氏には、シンガポールを象徴する統合型リゾートのゲーミング部門の日々の責任が与えられた。実際のところ、このIRが最初のベットを受け付ける3カ月前の2010年1月にカジノ部門エグゼクティブ・バイスプレジデントとしてMBSに加わって以来ずっと、それはマクドナルド氏の役割になっている。
昨年、マクドナルド氏のゲーミングテーブルとマシンは27億米ドルというGGRを生み出し、53.6%という高いマージンによって17億米ドルのEBITDAの主な部分を占めた。MBSは、シンガポールのダウンタウンという立地を活かして、国内ゲーミング市場において同じ街にあるライバルのリゾートワールド・セントーサを大きくリードしている。ジャンケットプロモーターなしで事業を行う同社は東南アジア市場でも進歩し続けており、中国からのギャンブラーへの依存度を低下させている。
タスマニアのホバートにあるレストポイントカジノで、オーストラリア初の合法ゲーミングテーブルのディーラーとしてキャリアをスタートさせたマクドナルド氏は、出世の階段を上り、最終的にクイーンズランドの規制当局者になった。また、ゲンティン、クラウンそしてジュピター・ゴールドコースト(現在のザスター ゴールドコ ースト)でも働き、その後マッコーリー・キャピタルの業務執行取締役兼国際部門共同トップとして投資銀行業務に従事するためにゲーミング業界を去った。
LVSは2012年にシンガポールに拠点を置く役職にマクドナルド氏を指名した。その国際的な職務にはカジノ業績分析やLVSの各施設への戦略提言などが含まれている。業界関係者によると、マクドナルド氏はゲーミング業界で最も鋭く数字に強い人物の一人だという。