社長兼COO
ゲンティン・マレーシア
パワースコア: 822
昨年の順位: 31
評価理由
• マレーシアで唯一のカジノで、相続財産であるリゾーツ ワールド ゲンティンを監督
• ゲンティングループの相続財産であるリゾーツ ワールド ゲンティンの23億米ドル(約2,504億円)もの統合型観光プログラムを完成
• ビミニからバーミンガム、カイロからニューヨーク市クイーンズ区までの世界的資産を保有するゲンティン・マレーシア
今年の初め、ゲンティン・マレーシアは、2006年からリー・チュー・ヤン氏が就任している社長兼最高執行責任者の職に加えて、執行役員に任命した。1997年にゲンティンに入社し研修を受けた会計士のこの任命には、グループ最初のゲーミング資産であり、今なおマレーシア唯一のカジノであるクアラルンプール郊外のキャメロン ハイランズ リゾート内に位置するリゾーツ ワールド ゲンティンの実績が伺える。
またゲンティン・マレーシアの企業宝石箱に潜む他のまがいもの達に対応するリー氏の指揮能力も感じ取ることが出来る。同社は昨年、リム・コック・タイ(林国泰)氏の家族信託であるKien Huat Realty III Ltd(KH)から、リゾートワールド・キャ ットスキルズの赤字の49%を補填した。その取引は、既にゲンティン・マレーシアに所有される、ニューヨークのケネディ国際空港近くにあるスロットカジノであるリゾート・ワールド・ニューヨークシティと、数十の英国カジノとオンラインゲーミングプラットフォーム、リゾーツ ワールド ビミニ、さらにエジプトにあるカジノとの相乗効果を上げる予定であった。
リゾーツ ワールド ゲンティンは、昨年の収益とEBITDAはほぼ70%でありながら、人気施設は残したままにしている。来年オープン予定の屋外テーマパークは、リゾーツ ワールド ゲンティンを世界一流の観光地とすることを目標としつつ、長期的に10億リンギット(約253億円)のゲンティン統合型観光企画を戴冠するだろう。訪問客数は、7つのホテル10,500部屋での客室稼働率が95%で、昨年より11%増加の2,870万人となり、多くの新しい計画によって改装された平均的な客室料金は2倍となった。
収益は、2020年前半の3月中旬から3ヶ月間の閉鎖により64%暴落した。6月中旬に「前向きな対応」をして再開したIRの企業は、マレーシアのイスラム教徒はカジノを禁止されてはいるが、閉じた国境に潜むビジネスにとって良い前兆であると伝えた。