香港に上場するサミット・アセント・ホールディングスのロシア法人が、ウラジオストク近郊のプリモリエ・エンタテイメントゾーンにあるティグレ デ クリスタルを運営するオリエンタル・リージェント(ORL)への持株比率を77.5%に10%引き上げる予定。同カジノの第2フェーズ拡張のための資金調達の一環。
今回の引き上げは、月曜に部分的に完了した複雑な一連の取引の一部で、まずサミット・アセント・ロシアがORLへの出資比率を、少数株主に現金と転換社債型新株予約権付社債とを組み合わせて支払う形で60%から67.5%に引き上げた。
サミット・アセント・ホールディングスとその過半数株主であるサンシティグループの両社が火曜早朝、前者も、ティグレ デ クリスタル第2フェーズのための追加の6,500万米ドルの調達のための株式引き受けに参加する既存のORL株主2社の1社であることを発表した。
香港証券取引所への報告書によると、サミット・アセントは5,360万米ドルで234,755株を引き受けることに合意し、完了すればその持株比率は77.5%に増加する。
もう1社の株主、フィリッチは1,140万米ドルで49,938株を引き受けるものの、その比率はその後25%から20%に低下する予定で、どちらも新株を引き受けない別の少数株主であるシティウェルスとジューリム(Jewrim)についてはその持株比率がそれぞれ5%から1.7%に、2.5%が0.8%に低下することになる。
サンシティグループは以前、株式取得と株式引き受けの両方が「主要株主であるサンシティからの強力なサポートであると解釈できる」と述べていた。これはまた、ティグレ デ クリスタルの既存株主たちの政状態に関わらず、第2フェーズが計画通り、青写真から現実へと前進するということを示してもいる。
第2フェーズによって、ティグレ デ クリスタルの総面積は2倍に、客室数は3倍になる予定で、サンシティは、そのカジノライセンスの下で許可されるゲーミングテーブル数およびスロットマシン数に制限はほとんどないとしている。
同社は最近、「特にサンシティが、元々ジャンケットに与えられる高いリベートをティグレ デ クリスタル内で留めておくことができる直接のVIPビジネスラインを確立する予定であることを考えると、での取扱量を押し上げようとする中で、サンシティがどれだけ助けられるかに限界はない。これは魅力的なゲーミング税制度がなければ不可能な提案だ」と述べていた。