香港に上場するナガコープは、流動性を高める目的で投資家に向けた社債発行を検討する中、わずかな収益でも18カ月間耐えられるだけの手元資金を持っていると話す。
ナガワールドは、カンボジアの新型コロナ感染拡大防止策の一環として2020年4月1日から現在まで感じの営業を停止しており、月曜に公表された提案の詳細には、同社の現在の財務状況に関する情報が含まれていた。ナガワールドは現在、飲食施設の営業を制限する中、受け入れ人数を減らしてナガ1のホテルを営業しているが、ナガ2にあるホテルは休業したままになっている。
報告書の中でナガコープは、新型コロナ前の月間平均支出は1,840万米ドルで、その内訳はランレートによる事業費1,390万米ドル(約14億8,547万円)、現状維持のための設備投資130万米ドル、支払利息320万米ドルだったと述べた。同社はその後、施設の規模縮小と人件費カットでランレートによる月間事業費390万米ドルまで削減した。
ナガコープは、2020年5月31日時点での現金及び預金5億2,710万米ドルを引き合いに出して、「提案中の社債発行による資金調達の応募が実施された後、(中略)当社の流動性で、わずかな収益の中、事業支出および支払利息をおよそ18カ月間支えることができるだろう」と述べた。
ナガコープは提案中の発行の規模は明かさなかった一方で、同社の創業者であり支配株主兼CEOのチェン・リップ・キョン博士が固い決意でもって最大4,500万米ドルを引き受け、「グループへの支援と自信を示す」と述べた。
ナガコープはまた、ナガ3の開発途中でもあり、その35億米ドルをかけたナガワールドの拡張は、およそ5千室のホテル客室、追加のゲーミング施設、小売店、レストラン、テーマパーク、スパおよび会議スペースで構成されることになっている。追加のゲーミングスペースには、最大でさらに800台のゲーミングテーブルと2,500台の電子ゲーミング機が設置される予定。