創設者兼支配株主兼CEO
ナガコープ
パワースコア: 1,535
昨年の順位: 14
評価理由
• カジノ企業として香港で初めて上場を果たしたナガコープの大株主
• ナガは70年間のライセンスを保有、そしてカンボジアの首都であるプノンペンで2035年まで40年間の独占営業権を持つ
11月に2周年を迎えるナガ2は、ナガコープと同社の66%の株式を所有するチェン・リップ・キョンCEOにとってのゲームチェンジャーとなり、同氏の純資産を50億米ドル以上に増加させた。チェン氏は、プノンペンにある統合型リゾートのナガ2の建設資金を提供することで、そのような一塊の株式を取得し、その成功の方程式を、さらに大きな拡張となるナガ3でも繰り返す構えだ。
ナガ2の攻略本に従うことは賢い動きだ。チェン博士は、その拡張と、元々あったナガワールドからナガ2に通じる地下道に作られたショッピングモール、ナガ・シティウォークの建設に3億9,200万米ドルを提供した。ナガ2のポール・スチールマン設計のツインタワーが900室の客室、300台のゲーミングテーブル、2,500台のマシン、2,200人収容のシアター、多くの飲食店を加えた。
2018年のゲーミング粗収益は、ナガ2が初めて1年を通じて営業を行った前年から55%の増加となる14億米ドルに達し、上半期にはさらに22%増加した。VIPロールは2018年に71%、そして19年上半期に38%増加し、マス収益もそれぞれ57%と34%のプラス成長となった。EBITDAは昨年、60%増の5億1,200万米ドルに達し、上半期には41%の増加となった。
ナガは、ナガ3にその勝利の方程式を広げようとしている。株主の承認を待 って、チェン博士は新株を購入することで35億米ドルの費用の半分を提供し、会社のキャッシュフローがその残りを賄う。ナガは、ナガ2の裏手に現在の敷地の倍以上となる16,837㎡の土地を取得している。仮の計画にはゲーミングの拡張、4,000室の客室を追加して施設合計で6,000室以上にすること、そしてメコン川を望む複数の超高層ビルを活用したエンターテイメントの追加などが含まれている。同社はまた、ウラジオストック近郊のプリモリエ・エンターテインメントゾ ーンにもカジノホテルを建設しており、2021年のオープンが予定されている。