サンズ・チャイナが親会社のラスベガス・サンズ(LVS)との間で契約を交わし、マカオ拠点の子会社であるサンズ・チャイナはLVSに代わって地元販売会社から新型コロナウイルス対策装置および物資を購入する。
今後2年間続く今回の契約では、サンズ・チャイナがLVSグループからのリクエストに応じて装置や物資を調達し、その後、雇用関連費用および関連する従業員が動いた時間分の法定費用を含んだ減価ベースでLVSに売却することになっている。支出上限は、2020年は1,550万米ドル(約16億5,229万円)、2021年は1,260万米ドル、そして2022年は830万米ドルに設定されている。
サンズ・チャイナの報告書によると、調達される装置や物資には、赤外線体温検知システム、使い捨てマスク、その他個人用の防護具などが含まれる。
サンズ・チャイナは契約に関して、「当グループはアジア太平洋地域の販売会社からの装置及び物資調達・取得において豊富な経験があり、今現在進行中の販売関係や契約がある。
当社は、LVSグループに提供される装置及び物資は、LVSグループの従業員やゲストの利益のために配置されると認識しており、(中略)当社が支援するLVSグループの企業の社会的責任り組みの一環であると考えている。
当社は新型コロナウイルス感染症のパンデミックとの闘いを援助し支援するという固い決意を持っている。当社はこれまでに、新型コロナウイルス感染症の救援活動の一環として中国本土におよそ250万米ドルを、そしてマカオの地元コミュニティに60万米ドルを寄付している。
マカオでの活動には地元の地域団体へのおよそ60万点の救援物資の配布などが含まれている」と述べた。