ウィン・マカオは、マカオ-中国本土間の入境制限が緩和され始めると、そのプレミアム寄りのビジネスによって、競合他社の多くよりも比較的早い回復を享受しやすい位置につけている。
マカオの出入境ゲートの話題は、マカオ時間木曜に行なわれたウィン・リゾーツの20年第1四半期決算発表の間の共通テーマだった。同社は、主にマカオのIR、ウィン・パレスとウィン・マカオでのビジネス量が少なかったことが原因となって同四半期に4億200万米ドルの損失に転落していた。
しかし、政府が中国本土との出入境ゲートを部分的に開く準備をしているという兆候が高まり、業界コメンテーターたちが、マス市場よりもハイエンドプレイが早いスピードで復活する可能性が高いと予想していることから、マドックス氏はアナリストたちに、今後数か月間ウィンは多くの施設よりも順調な回復を享受するための好位置につけていると話した。
マドックス氏は、「2月20日から3月20日間の限られた経験(マカオのカジノが15日間の営業停止後に再開した)を元にすると、VIPとプレミアムセグメントが他の層よりも早く戻ったのが確かに見られた。
活動への累積需要があるのは明らかで、(中略)間違いなくマカオへの需要があると信じている。また、当社が、少ない人員でより大きな収益を生み出すプレミアムとハイエンドのビジネスを行なっていることを非常にうれしく思う。
ウィンでは、1日に10万人の人が当社施設を通り抜けていくことを求めていない。そういうビジネスは一切してきていない。我々は常にプレミアムエンドに焦点を当ててきており、それが確実にマカオに最初に戻ってくるセグメントだと考えている」と述べた。
ウィン・リゾーツのプレジデント兼CFOのクレイグ・ビリングス氏は、マカオでの日々のキャッシュバーンは現在1日当たり200万米ドルから250万米ドルの間で、ビザスキームと香港への交通ルートが再開されるはそのままだろうと述べた。
しかしながら、同社は、少なくともEBITDAの損益分岐点に必要な19年第4四半期取扱高の45%には意外に早く到達できるということには今でも自信を持っている。
ビリング氏は、「2月に営業を再開し、3月に入った時、19年第4四半期のゲーミング取扱高の25%から30%の水準に戻った。
それがVIP主導またはプレミアムマス主導であろうと、我々は元の状態に回復するのはかなり早いと感じており、そしてそれは明らかに当社のキャッシュフローの状況の助けになるだろう」と述べた。