クイーンズランド州政府が、20億豪ドル(約1,372.90億円)のゴールドコースト基本計画と1億豪ドルのコンベンションセンター改装に関するスター・エンターテイメント・グループとの契約締結に失敗したことで、非難を浴びている。
ザ スター ゴールドコーストからほんの数分南に進んだ場所にあるマーメイドビーチの野党議員、レイ・スティーブンス氏は地元紙のゴールドコーストブリテンに対して、政府は、ゴールドコースト2つ目のカジノを含む国際観光拠点を開発する事業者を探し求め続けたことによって、この地方が新型コロナウイルス感染症のパンデミックから立ち直るスピードを加速させる機会を逃したと話した。
スターは、ゴールドコーストへの20億豪ドルの追加投資および老朽化したゴールドコースト・コンベンション&エキシビションセンターのアップグレードのための独自計画の概要を発表しているが、進める前に30年間の独占契約を求めている。
スティーブンス氏は、「ゴールドコースト・コンベンションセンターの拡張のためのスターカジノの1億豪ドルのオファーを、それが出ている間に掴むことができない政府の財政管理能力の無さが (中略) 信じられない 。
ゴールドコーストでの30年間のカジノ独占営業権と引き換えに、我々は、この新型コロナウイルスによる大惨事を切り抜けた時に本当に必要になるであろうアップグレードされたコンベンションセンターを手に入れていたはずだった」と述べた。
ゴールドコーストの観光拠点に関与する予定の世界的ゲーミング企業には、ハードロック・インターナショナル、ゲンティン・マレーシアそしてシーザーズ・エンターテイメントなどがあるものの、スティーブンス氏は、現実的な候補者は「これまで特定されたことはなく、事実上全くいなかった。
スター・エンターテイメント・グループが署名した1億豪ドルのコンベンションセンター拡張契約を手にすることができた。それがあれば、新型コロナウイルスの暗いトンネルを抜けた時に様々な分野の職人や建設作業員、そして観光事業者が楽しみにできるものを与えられていただろう」と述べた。
クイーンズランドのケイト・ジョーンズ観光産業開発相は、ゴールドコーストブリテンに対して、同省としてはスターの提案が「ゴールドコーストにとって最前の利益」だとは思わなかったと話した。
しかしながら、IAGが得た情報によると、政府とスター・エンターテイメント・グループの間の交渉は現在も続いている。