ブルームベリー・リゾーツのソレアリゾート&カジノでは、2019年、ゲーミング粗収益(GGR)が510億比ペソ(約1,081億円)へと17%増加し、好調なホールドとマス市場での継続的な成長によってVIP取扱高の低下を打ち消した。
水曜、19年第4四半期と19年度の業績を報告したブルームベリーは、2019年、VIP取扱高はし7,714億比ペソへと5%減少したものの、勝率が2.69%から3.40%に上昇したことによって、VIPのGGRは262億比ペソへと20%増加したと述べた。
一方で、ソレアでのマステーブル・ドロップ(掛け金総額)と電子ゲーミング機(EGM)の投入金額は、515億比ペソと2,551億比ペソに達し、それぞれ15%と20%増加した。
その結果、マスのGGRは167億比ペソへと10%増加、EGM収益は139億比ペソへと21%増加した。
19年第4四半期にも同様の傾向が見られ、VIPのGGRは10%減少したものの、全体のGGRは145億比ペソへと9%増加した。ブルームベリーは、同四半期、マステーブルGGRが21%、EGM収益は30%増加したと述べた。
19年度、ブルームベリーの連結EBITDAは198億比ペソで、2018年からは33%の増加となるものの、ソレアが貢献した203億比ペソのEBITDAはソレア・コリアのチェジュ サンで報告された4億6350万比ペソのマイナスのEBITDAに相殺された。
第4四半期の連結EBITDAは40億比ペソで、2018年の同期間に報告した34億比ペソと比べて17%増加した。
マイナスのEBITDAを報告したものの、チェジュ サンは少なくともいくらかはプラスの勢いを示しており、GGRは5億7,310万比ペソへと18%増加した。
2019年、ブルームベリーの連結純利益は99億比ペソへと38%増加し、19年第4四半期に87%増の14億比ペソにのぼったことが後押しとなった。
エンリケ・K・ラソンJr会長兼CEOは、継続して素晴らしい結果を残せるよう努力し続けると述べたが、新型コロナウィルスの影響によって今後いくらか苦戦することを警告した。
同氏は、「正式に国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態となったことによる観光業への打撃と闘う中で、2020年は厳しいスタートとなっている。しかしながら、当社は今後も信念を曲げず、またもう一年素晴らしい結果を残せるよう努力することで当社の回復力を示していきたい。
我々は、ソレア・ノースの作業が円滑に進む中、継続して次の段階の成長に集中する。プロジェクトは2023年後半の完成に向けて順調に進んでいる」と述べた。