ゲンティン・グループのリム・コック・タイ会長が、リゾートワールド・セントーサ(RWS)を運営するシンガポール拠点の子会社、ゲンティン・シンガポールのパフォーマンス・シェア・スキームの下で、株式報酬を受け取り、ゲンティン・シンガポールの保有比率を増加させた。
火曜に株式報酬を付与されたゲンティン・シンガポールの取締役はリム氏を含めて5人で、同氏が持株に75万株を加えたことで、直接およびみなし保有の合計は6,368,773,132株、保有比率は52.788%となった。
ゲンティン・シンガポールのタン・ヒー・テクCEOも75万株を受け取り、取締役のジョナサン・アッシャーソン氏、タン・ワウ・ヤオ(Tan Wah Yeow)氏、そしてカロリーナ・チャン・ スウィ・リアン氏がそれぞれ12万5千株を受け取った。
同社は、2019年12月31日までの3か月間に収益が前年比9%減の6億720万シンガポールドル(約479億円)に減少し、その中でRWS出のカジノ収入は、政府が2019年4月に実施した十条税増税の影響で13%減少したことを報告していたにもかかわらず、今回の株式報酬の付与が行われた。
株主は、今月に入って行われた臨時株主総会で株式報酬スキーム、そしてゲンティン・シンガポールによる日本でのIRライセンス獲得が成功した場合にリム氏に与えられる別の報酬プログラムを承認していた。