政府は、新型コロナウィルス流行の「高リスク地域」から来た人への強制的な医学検査の実施など、マカオに入境する人への新しい厳しい要件を明かした。
15日間の営業停止後、木曜にカジノが再開すると同時に導入されたこの新しい防疫対策では、衛生局が陸・空・海路でマカオに入境する全旅客の最近の渡航歴を確認する。いわゆる「高リスク地域」への渡航歴がある人は、指定されたチェックポイントでの医学検査および経過観察に送られ、手続きには6~8時間を要すると予想されている。症状を示した場合、その旅客は精密検査のために病院へと搬送される。
広東省、河南省、浙江省、そして北京、上海、重慶などの大都市が現在「高リスク地域」になるために、旅客の大半に検査が必要になる。香港やその他の国々は高リスク地域に指定されていないものの、衛生局は新型コロナウィルスの最新の展開によって指定地域は随時更新されると強調した。
この方針は、旅客数にさらに影響を与える可能性が高いと見られており、マカオを訪れた人の数は今週に入ってわずかに回復するも、検査導入を受けて水曜に3,454人、そして木曜には2,920人へと再び減少した。広東省から到着した500人以上が検査を受けることを拒否し、引き返した。
この最新の方針は、中国大陸からマカオに入境する非居住労働者に対して政府が導入した14日間の検疫規則と並行して行われる予定で、入境口からの人の流れを少なくする狙い。
その一方で、マカオでは最後に新型ウィルスの検査陽性が確認されてから16日が経っており、感染が確認された10人中6人がすでに全快し、退院している。