マカオの1月のゲーミング粗収益は、新型コロナウィルスの感染拡大が訪マカオ旅客数に影響したことで、11.3%減の221.2億マカオ・パタカ(約2,997億円)に落ち込み、この月の当初の予想を大きく下回る結果となった。
マカオのゲーミング監察協調局(DICJ)は、複数の業界専門家が2月のGGRは最大で40%のマイナスになり得ると警鐘を鳴らす中、土曜にこれらの数字を発表した。そのような減少は極端であろう一方で、マカオはそれでも、ボーダーゲートの開門時間の短縮や飛行機、フェリーそしてバスサービスの大幅な削減など、中国大陸からの旅客への旅行制限によって多大な影響を受けている。
Inside Asian Gamingが伝えた通り、マカオの春節「ゴールデンウィーク」中の旅客数は全体で前年比78.3%減少し、中国からマカオを訪れた人の数は83.3%減少した。
注目すべきは、221.2億マカオ・パタカという1月のGGRが、ゲーミング粗収益が220.8億比ペソ(約2,991億円)の最低値となった2019年の9月を除く他のどの月よりも低かったことだ。
新型コロナウィルスによって状況が大きく変わる前、アナリストたちは当初、1月のGGRが-3%から+2%の成長になると予想していた。