現在日本で汚職事件の渦中にいる中国のオンラインスポーツくじプロバイダーの500.comは、期日までにeゲーミングライセンスの更新ができなかったことで、スウェーデンでの業務を一時的に停止していると話す。
夜間に出された発表によると、500.comのマルタ子会社、ザ・マルチ・グループ(TMG)は期日前にライセンス更新を完了できなかったものの、「現在スウェーデンのeゲーミング規制当局と密接に連絡を取っており、2020年2月中旬にはスウェーデンでのライセンス更新と業務再開ができると予想している」という。
一時業務停止は重大で、同社はTMGが19年第3四半期の収益の99.1%を占め、そのうちの61.3%がスウェーデンから生み出されたと述べている。
「当社は、スウェーデンでの一時的な業務停止によって、2020年第1四半期のTMGからの収益が著しいマイナスの影響を受けると予想している」と述べた。
500.comはすでに、日本での汚職スキャンダルによって揺れ動いており、北海道または沖縄のどちらかでの統合型リゾート開発ライセンス獲得のためにコンサルタントを通じて少なくとも6人の政治家に賄賂を渡したと非難されている。
内部調査が続く中、会長のチェン・ジュドン氏はすでにこの問題をめぐって辞任しており、CEOはその役職を離れている。