2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間について、日本政府は4月13日から10月13日までの184日間とする方向で最終調整に入ったことが17日、万博関係者への取材で分かった。時事通信が伝えた。
政府は当初、万博開催を5月3日から11月3日としていた。しかし、開幕が5月の大型連休と重なると、来場者が集中して会場運営や交通が混乱すると判断し、時期を2~3週間前倒しする方向で検討していた。新たな開催計画を盛り込んだ登録申請書を近く閣議決定し、パリに本部がある博覧会国際事務局(BIE)に提出する。20年6月のBIE総会での承認を目指す。
大阪府市は万博会場となる夢洲にIR誘致を進めており、当初は相乗効果を第一に万博前開業を目指していたが、工期の日程がタイトなことなどから部分開業、または万博後開業もやむなしの姿勢を取っている。
3週間の前倒しとなれば、万博前のIR開業は一段と厳しくなりそうだ。