ウィン・リゾーツは11日、IR誘致を表明している横浜市での事業参入を目指す方針を明らかにした。15日付で横浜ランドマークタワー(横浜市)内に事業所を設ける。日本経済新聞などが報じた。
同社は複数のIR候補地の調査検討を進めてきたが、今後は横浜市に焦点をあてる方針。同社の日本法人代表、クリス・ゴードン氏は同日、「『横浜フォーカス』の姿勢で自治体や企業、住民と丁寧に対話を重ねる」と述べた。同市には、メルコリゾーツ&エンターテインメントも10日に拠点を開設するなど、事業者の動きが活発になってきている。
横浜市は11月18日、RFC「IR(統合型リゾート)の実現に向けた民間事業者からのコンセプト提案募集」の参加登録事業者等を発表。ウィン・リゾーツの他にはラスベガス・サンズ、ギャラクシーエンターテインメント、メルコリゾーツ&エンターテインメント、ゲンティン・シンガポール、セガサミーなどが名を連ねている。
市は、2020年1月から3月に行われるRFC提案者との対話を経た後、実施方針を策定。その後事業者の選定へと入る。ただし、RFC提案参加は事業者選定には影響しないとしている。