米部族カジノ事業者のモヒガンゲーミング アンド エンターテインメントがギリシャの統合型リゾートおよびカジノの構想を明かした。
インスパイア・アテネと呼ばれるギリシャIR構想は、韓国の仁川にある16億米ドル(約1,716億円)をかけたインスパイア開発の姉妹施設に位置づけられており、有名なカジノリゾート建築会社のスチールマン・パートナーズの設計で、アクロポリスやカリアティードなどアテネ彫刻や建物を含むギリシャの建築史からインスピレーションを受けた。
モヒガンは、ヘリニコン国際空港の跡地でのIR開発に入札を行う2社の1社となっており、もう1社はハードロック・インターナショナル。
モヒガンのマリオ・コントメルコス会長兼CEOは、「我々はインスパイア・アテネが統合型リゾート以上のものを象徴しなければならないことは理解していた。我々の願いは、インスパイア・アテネが、永久にギリシャの近代的なアイデンティティを再定義し続け、ヘリニコン地域の開発全体を誰もが望むようなアセニアン・リヴィエラ(アテネ海岸地域)にするための活力を与える媒体になることだ」
現地企業のGEK TERNAとパートナーを組むインスパイア・アテネには、最先端の会議施設、多目的の屋内イベントスペース、そして広大なリゾートプールや屋内外の飲食店が作られる予定で、同社はそのデザインをギリシャ人のアウトドアへの親近感をフルに活かすことを意図していると説明した。
コントメルコス氏は、「我々のビジョンを現実にする機会が持てること、そしてこのランドマークとなるホスピタリティ中心地によってギリシャを旅行すべき観光地の地位までさらに高めていきたい」と述べた。
モヒガンは、提案されているホテル、カジノ、会議施設そしてエンターテイメント施設の技術的な詳細は、入札手続きが完了するまで公開することを禁止されていると述べた。