インペリアル・パシフィック・インターナショナルは、元カジノVIPのホステスおよび「同様に苦しめられている他の女性従業員」に対するセクハラおよび不当な雇用慣行に関して、連邦裁判所の告訴に直面している。
地元の報道機関、マリアナス・バラエティーとサイパン・トリビューンはどちらも、米国雇用均等委員会(EEOC)が、男性パトロンによる女性への不快な肉体的および言葉によるセクシャルハラスメントを容認したとして、違法な差別に関与したと主張する告訴状を提出したと報告している。なお、その被害内容は、「雇用条件に悪影響を与えるほど深刻または広範なもの」であった。
EEOCによると、問題の顧客はIPIによく知られたハイローラーであり、「IPIのビジネスを生み出すことを特にターゲットとし、VIPサービスホストから特に注視」されていた。 当該のVIPホステスは、「保護された活動に従事している人々を解雇する、彼らの休憩時間を減らす、追加の仕事を課す、およびまたは建設的に解雇を終了すると脅迫され、不法な報復を受けた」と主張している。
IPIは、「男性にVIPサービスのホストとして行うよう強制していない職務と任務を、女性に行うよう強制した」ことで、性差別に関与していると告発されている。
IPI、ベスト・サンシャイン・インターナショナルおよびIPI ホールディングス・リミテッドは、何らかの形で責任があるとされている不特定多数の個人とともに、被告として名を挙げられている。
今回の告訴は、IPIの元開発者であるパシフィック・リム・ランド・デベロップメント LLCが、建設契約違反と約束手形違反の疑いで連邦裁判所にてこの会社を訴えたわずか数日後に行われる。
パシフィック・リムの訴訟では、IPIがサイパンの統合型リゾートであるインペリアルパレス・サイパンで完了した作業に対する支払いを拒否したため、プロジェクトの作業を中止せざるを得なかったと主張している。なお、2,100万米ドル(約22億5,597万円)以上の損害賠償額と費用が要求されている。
IPIは、9月30日の月曜日までに統合型リゾート、インペリアル・パレス・サイパンで建設中の15のVIPスイートまたはヴィラのうち、最初の6つをオープンさせる予定である。プロジェクトの第1段階であるホテルは、年末までのオープンが予定されている。 2番目のホテルは2020年6月30日までに、VIPゲームとスカイレベルは2020年9月30日までに、ビーチクラブは2020年12月31日までにオープンする予定である。