ロシアのプリモリエ経済特区にある統合型リゾート、ティグレ デ クリスタルを運営するサミット・アセント・ホールディングスは、早ければ2021年までに同地域での「クラスター効果」から利益を享受することを期待すると話す。
2019年度中間報告の中で、ティグレ デ クリスタルの長期的な展望への高い期待を示したサミット・アセントは、香港に上場するナガコープや現地企業のフォーチュン・ダイアモンドおよびシャンバラなどが行う近隣での開発の進みを、今後数年間の重要な前進として挙げた。
同社は「3つの事業者が継続して開発計画を進めており、建設プロセスの様々な段階にいる」と述べ、「彼らの現在の進捗状況を基にすると、早ければ2021年または2022年にクラスター効果が確認できる可能性がある」と付け加えた。
サミット・アセントはまた、VIPプロモーターのサンシティ・グループとの関係が継続して拡大することを予想しているとも述べた。
サンシティによる4月の同社の29.68%の株式取得は、最近行われた3億株の新規株式発行によってその後24.74%に減少したものの、ティグレ デ クリスタルの19年上半期のVIP売上高を28%、勝ち金を68%増加させる助けとなった。
サミット・アセントは、「ティグレ デ クリスタルは世界中にいるプレイヤーに多様なゲーミングオプションのポートフォリオを提供するというサンシティ・グループの戦略ロードマップに合っている。我々は、サンシティの他にはないゲーミング業界でのリーダーシップおよび経験と、サミット・アセントのロシア極東での実証された成功の素晴らしい組み合わせによって、当社ビジネスのあらゆる面での継続的な成長が可能になると信じており、会社の今後の展望に自信を持っている」と述べた。