アナリストによると、8月1日からの18日間のマカオのゲーミング粗収益は148億パタカ(約1,948億円)に達し、8月12日から18日までの7日間の平均は1日当たり約8.7億パタカとなった。
この数字は、8月の最初の2週間に記録した7.5億パタカから7.9億パタカという数字からの大幅な増加を示しており、JPモルガンのDS・キム氏、ジェレミー・アン氏、クリスティン・ワン氏は、「香港で続く社会的不安にも関わらず」このような結果となり、「故に、GGRへの実際の影響という点では、おそらく騒がれているほどの大きな打撃はないという我々の見方を後押ししている」と述べた。
JPモルガンは、先週VIPとマスの両方で売上が改善したものの、VIPのプラス要因が下降気味であったために、8月のGGR予想は前年比4%から6%の間の減少のまま変化していないと述べた。
サンフォード C・バーンスタインのヴィタリー・ウマンスキー氏、ユーニス・リー氏そしてケルシー・ヂゥー氏も、「8月、GGRは夏の休暇が終わる直前の先週にまた好調さを取り戻し」、平均は8億2,200万パタカへと再び増加に転じ、2018年8月からは4%の減少となったものの前月比では4%の増加となった。
バーンスタインのアナリストは、「8月に関しては、GGRの成長率は前年比-2%から-4%になると予想している」と付け加え、
「VIP売上が一桁半ばから後半の成長率に改善した一方で、ホールドは通常よりもわずかに低かったと予想している。マスもまた前月比では一桁半ばのプラス成長となった。8月にプラス成長を示すためには、並外れて高いVIP売上と高いホールドに頼る必要があるだろう。これは今回我々の予想の中には入っていない」と述べた。