ラスベガス・サンズのロブ・ゴールドスタイン社長兼最高執行責任者は、19年第2四半期。マーケットシェアを一部失いはしたものの、マカオ子会社であるサンズ・チャイナが今後数年で利益の多いプレミアムマスセグメントで優位に立つことを期待していると語る。
同氏は、木曜の第2四半期業績報告の中でプレミアムマスの将来の見込みへの自信を覗かせ、サンズ・チャイナが今秋、第一弾としてフォーシーズンズ高級スイートの約290室をオープンさせ、それに続いて2020年からはザ ロンドナー マカオ新スイートの一部客室がオープンすることを明かした。
ゴールドスタイン氏は、「ザ ロンドナーとフォーシーズンズに特別なスイートを1,200室作っている。非常に大きく、素晴らしいスイートだ。2019年を通して最高級品質のスイートがオープンしていく。一部は実際、今年の秋から2020年にかけてオープンする。そしてこれらのスイートは最も高いレベルにいるプレミアムマス客にまっすぐ的を絞っている。当社のスイートは、2020年末までに客室数で競合他社の大半を上回るだろう。」と述べた。
サンズ・チャイナでは2019年第2四半期、グラインドマス(カジノに最低限しか求めず、最も大きな利益をもたらす層)収益が前年比15%増、前期比1%増の7億5,600万米ドルとなった一方で、プレミアムマスは前年比4%減、前期比で18%減の6億3,500万米ドルとなった。
しかしながら、コールドスタイン氏は、計算上の減少の主要な原因として取引高よりもホールドを挙げ、サンズコタイセントラルのザ ロンドナー マカオへの移行が完了すれば、新商品の追加がフォーシーズンズのスイート290室とザ ベネチアン マカオのさらなるアップグレードと組み合わさって、将来、会社を優位な位置に押し上げてくれると述べた。
ゴールドスタイン氏は、「我々はマカオで圧倒的に大きなベースマスビジネス…(そして)プレミアムマスビジネスを持っている。
マカオは質の高い商品と規模に見返りを与える。当社には質の高い商品があり、その結果非常に大量のプレミアムマスプレイを得ることになる。我々はベースマスプレイを支配するのと同じやり方でこのセグメントを支配するつもりだ。」と語った。