MGMチャイナでは2019年6月30日までの3か月間、MGMコタイの好調が続いていること、そしてVIPとマスセグメント両方で新たに供給量を増やしたことで、純収益が前年比26%のプラス成長となった。
19年第2四半期、MGMは7億610万米ドルの純収益を計上し、そのうちの3億1,590万米ドルがMGMコタイからのもので、12か月前の1億8,470万米ドルから大幅増加となった。このプラス成長は、年の初めにマーケット初導入の50台のゲーミングテーブルを追加したことに後押しされており、これによってマスの取引高は5%増えて20.4億米ドルとなり、ウィン率が508ベーシスポイント増加したことでウィン(カジノ取り分)は36%増の約4億5,830万米ドルにのぼった。MGMはこの期間の利益の80%がマスゲーミングから生じたものだと説明した。
MGMコタイでのVIP営業の開始もVIPセグメントを助け、VIP売上は前年比6%増の109.6億米ドル、そしてウィンは22%増のおよそ2億8,500万米ドルにのぼった。
MGMコタイがMGMの業績改善の大半を占めた一方で、MGMマカオでも同期間の収益は3億7,660万米ドルから3億9,020万米ドルへとわずかに増加していた。
MGMチャイナの調整後プロパティEBITDAは1億7,100万米ドルへと43%成長し、調整後プロパティEBITDAマージンは、18年第2四半期の21.4%に対して24.2%となった。
マカオでのこの業績に後押しされて、MGMリゾーツはグループ全体の純収益が13%増の32億米ドル、連結調整後EBITDAは9%増の7億5,600万米ドルとなった。