マカオのカジノフロアの性質がこれまでないほどに明らかに変化している。火曜にゲーミング監察協調局(DICJ)が公表した数字によると、2019年6月30日までの3か月間のVIP収入がマカオの合計GGRの50%を下回った。
長い間マカオの成功をけん引してきたVIPバカラは19年第2四半期に前年比15.6%減の346.2億マカオ・パタカ(約4,647億円)へと落ち込み、同期間のGGRのたった47.1%を占めるに留まった。昨年の同四半期にはその割合は55.4%で、今年の第1四半期は53.2%だった。
しかしながらマステーブルでは全く異なるストーリーが展開しており、バカラ収入は前年比22.8%増の296.1億マカオ・パタカを記録し、同期間にマカオのゲーミング事業者たちが比較的安定した735.6億マカオ・パタカという収益を維持する助けとなった。
合計GGR中のマスバカラの構成比も拡大し続けており、18年第2四半期の32.6%、そして19年第1四半期の39.1%から40.2%にまで増加した。
マカオの第2四半期の結果の背景にあるのは前年比で2か月連続の成長となったGGRであり、5月には1.8%増の259.5億マカオ・パタカ、そして6月には5.9%増の238.1億マカオ・パタカにのぼっていた。