メルコリゾーツ&エンターテインメントが、親会社のメルコ・インターナショナル・ディベロップメントが持つICRキプロスの75%の全株式取得の合意に達した。ICRキプロスは、キプロスで建設中の統合型リゾート、シティー オブ ドリームス メディテラニアンの運営会社。
この取引では、メルコリゾーツが同社の自己株を除く発行済み株式の4%、そして3.75億ドル(約402億円)に相当する普通株5,550万株と引き換えにキプロス開発の支配権を得ることになる。
昨夜の発表の中でメルコリゾーツは、取引完了はキプロス規制当局の承認と新しい株主間契約の成立にかかっていると述べた。提案されている契約には、「特定の商業上および財務上の調整」が含まれる可能性があり、その中には年間200万ユーロの固定額でメルコがICRグループに企業レベルの経営サービスを提供すること、そしてゲーミングライセンスを保有する子会社のICRキプロスの優先株割り当てを受け取る権利などが含まれている。
承認を待つ中、取引は2019年9月20日までに成立すると予想されている。
現地企業、Cyprus Phassouri Ltd (CPZ)が25%を所有するICRキプロスは、すでに一時的なキプロスのカジノ施設に加えて、ニコシアとラルナカに2つのサテライトカジノをオープンさせており、さらに2つのサテライトカジノが今年パフォスとアヤナパにオープンすることになっている。
5億ユーロのシティー オブ ドリームス メディテラニアンは2021年末までの開業が予定されている。