ドナコ・インターナショナルが、台湾の兆豐國際商業銀行から借り入れている既存のタームローンの借り換えおよび条件変更の一環として、8月に返済期限を迎える855万米ドル(約9億1,741万円)のローンの繰り上げ返済を行なった。
ドナコは2019年4月に400万米ドル、そして今月にさらに455万米ドルの返済を行ったことで残高が2,280万ドルにまで減少したと述べた。その両方の返済期限は2019年8月だった。
その結果、2019年12月が期限となる次回返済は500万米ドルに減額され、その後2020年6月と12月にさらに500万米ドルずつ、そして最後の返済は2021年6月の780万米ドルとなる。
一部の特約条項も緩和されており、その中にはドナコグループ全体での現金要件最低額を2019年6月と12月に1,500万豪ドル、そして2020年6月と12月に2,000万豪ドルにすることなどが含まれている。
各会計年度に報告した税引き後法定純利益の100%に制限されている配当金と自社株買い戻しに関する制限についての変更は行われていない。しかしながらドナコは、ポイペトにあるスターベガスのカンボジアカジノライセンスに対して19年前期に計上した3,820万豪ドルの減損費用によって19年度は純損失の計上を予想していると述べた。その結果、20年度は配当金や買い戻しは一切認められないことになる。