デリー高等裁判所が、開催が迫るクリケットワールドカップを前に、ポーカーやラミーを提供するサイトを含むインドにある全てのオンラインベッティングウェブサイトをブロックする臨時命令の発行請求を棄却した。
この請求は、地元の活動家、アビナッシュ・メヘロートラー 氏が今週行ったもので、同氏はオンラインギャンブルを「複数の人間の生活と財政的な安全を破壊してきた脅威を増大」させ、人々に「ポーカー、ティーン パッティ(インド式ポーカー)、スポーツくじ、選挙賭けといった賭博のために必死で稼いだお金を手放す」ことを推奨するものだと説明したことをインドのニュースサイト、Glawsが伝えた。メヘロートラ氏は、ワールドカップ中のトラフィック増加の懸念から、暫定的な停止を求めていた。
デリー高裁の合議審は木曜、請求を却下し、「 暫定的救済無し…続けさせよ」と述べはしたが、インド準備銀行(RBI)に対して通知を出し、外為法、税法、そして既存のギャンブル規制に違反してサイトが賭けを勧誘しているというメヘロートラ氏の主張に回答するよう求めている。
この問題は全インドゲーミング連盟(All India Gaming Federation)の注目も集め、同連盟は、顧問弁護士に対して、PokerStars.inやデルタ・コープのAdda52を含むインドにある特定のオンラインポーカーポータルサイトが誤って嘆願書に含まれていることを裁判所に通知するよう指示している。
Glawsによると、メヘロートラ氏の請求は、規定されたスキルゲームがオンラインで提供されることを許可する2015 Nagaland Prohibition of Gambling and Promotion and Regulation of Online Games of Skill Actをターゲットにしている。ポーカー、ラミー、戦略ゲームそしてファンタジースポーツをカバーするこの法令はスキルゲームが許可されている全ての州で適用される。