ブルームベリー・リゾーツのエンリケ・ラソンJr会長兼CEOは、フィリピンにある旗艦施設の統合型リゾート、ソレアリゾート&カジノでのマスマーケットの2019年の成長率が20%から30%の間になると予想している。
カリフォルニアで行われたミルケン・インスティテュート・グローバル・カンファレンスに参加する間に行われたブルームバーグテレビジョンのインタビューに答えたラソン氏は、フィリピン国民および中国人のマスゲーミング市場の両方に後押しされる形で2019年を通じてソレアの上昇傾向が続くことへの自信をのぞかせた。
同氏は、「中国人訪問客によるマスの成長はVIPよりも大きなものになるだろう。マスは20%から30%の間の好調な成長率となることを予想している。VIPについては、訪問客数、売上総額そしてホールド率の3点に左右されるために、今後に関して実際に数値化することは難しい。しかし、フィリピンの消費者がかなり好調で、マスゲーミング市場がベースとなっている。それが我々のビジネスを後押ししてくれると考えている」と語った。
ラソン氏は、2019年のセグメント総収益が成長軌道に乗っており、訪問数と売上総額の両方で年間を通じた「2桁台の前半」の成長を達成することができると述べた。
ブルームベリーは2018年に過去最高の業績を記録しており、ゲーミング粗収益は14%増の509.7億比ペソ(約1,085億円)、その推進力となったマステーブルドロップは22%増の448.9億比ペソ、そしてEGM(電子ゲーミング機)の掛け金総額は15%増の2118.9億比ペソにのぼった。訪問客数も14%増加して665万人に達した。
ラソン氏は、ブルームベリーにとって2つ目となるマニラのIR、ソレア・ノースの業績にも同じくらい自信を持っていると付け加えた。ソレア・ノースは、19年第3四半期にケソン市での着工が予定されている。
「このカジノのターゲットはマスセクターであるために、我々は非常に自信をもっている」と語った。