シーザーズ・エンターテインメントでは19年第1四半期、純利益が7.3%、調整後EBITDAが8.5%増加し、予想を上回る好調な滑り出しとなった。
1月から3月までの3か月間の純利益は、ラスベガスの施設での伸びに加えて、米で地域型ゲーミング施設を運営するセントール・ホールディングスを最近買収したことに後押しされて、21.2億米ドル(約2,353億円)に増加した。シーザーズは、ラスベガスでの好調な業績は、高いホールド率、スロット売上の改善そしてホテル収益の増加によるものであるとし、ラスベガスの平均客室単価は2.1%増加し、稼働率は18年第1四半期の92.5%から95%に上昇した。
営業利益は92%増の2億4,000万米ドルとなり、調整後EBITDARは前年の5億1,800万米ドルから5億6,200万米ドルへと増加した。
これらの業績改善にも関わらず、シーザーズに帰属する純損失は1億8,300万米ドルから2億1,700万米ドルに増加した。これは「主に、2024年を償還期限とするシーザーズの5.00%の優先転換社債に関連するデリバティブ負債の公正価値が前年比で3億2,200万米ドル変化したことによる」
シーザーズはまた、億万長者の投資家、カール・アイカーン氏が同社の20%近い株式を取得し、トニー・ロディオ氏をCEOに任命して以来初めて行われた19年第1四半期業績報告の間に、今後どのような展開が待ち受けているかに関する詳しいインサイトを提供しなかった。