インドのゲーミング事業者、デルタ・コープでは、カジノ収益が21.1%増の19億8,130万ルピーにのぼったことによって、2019年第1四半期の収益が前年比18.7%増となる21億3,530万ルピー(約34.3億円)に成長した。
18年第4四半期の連続的なわずかな減少の結果としての増加を示してはいるものの、前年同期間を比較すると全体としては成長となり、オンライン事業からの収益は11.0%増の3億7,220万ルピー(約5.97億円)、ホスピタリティ及びその他事業は7.9%増となる2億3,610万ルピー(約3.79億円)にのぼった。
売上高は19.1%増の20億4,290万ルピーに増加し、同期間の利益は18年第1四半期の4億5,250万ルピーから5億6,720万ルピーへと押し上げられた。
デルタ・コープはゴアで3つのオフショア・カジノと1軒のホテルカジノ、シッキムでカジノ・デルティン・デンゾン、そしてダマンでは統合型リゾート、ザ・デルティンを運営している。
ユニオン・ゲーミングのグラント・ゴバートセン氏は、デルタ・コープは、伝統的なクルーズ船サービスの開業と、ゴアの水上カジノの陸への移転が間近に迫っていることに後押しされて今後も好調な成長が見られるだろうと述べた。
ゴバートセン氏は、「ゴアへの観光の好調な伸び(経営陣は3月の訪問客数が前年比で40%の増加となったことに言及)を上回って、ゲーミング事業セグメントでは伝統的なクルーズ船サービスの開業によって(デルタが25%の株式を保有)今月末から収益が増加するだろう。船上でデルタはカジノを運営し、ほぼすべての経済的活動を支配することになる。これは今後2年間で最大4隻のクルーズ船を運営するまでに成長する可能性が高い」と述べた。