アジアでカジノを運営するメルコリゾーツ&エンターテインメントが、グループの発展への貢献を認めてローレンス・ホー会長兼CEOに1,000万米ドル相当(約11億1,000万円)の株式を付与した。
昨夜の発表の中でメルコは、株式インセンティブ制度(Share Incentive Plan)の下で合計409,076株の制限付きADS(米国預託株式)を付与したことを明らかにし、その半分が2021年4月1日に行使され、残りは2022年4月1日に行使されることになる。この株式は、同社の発行済み株式の約0.09%を占める。
同社は、1ADS当たり24.43ドルのNASDAQでの終値を基にすると、同株式の時価総額は990万ドルになることを付け加えた。
メルコリゾーツは「ホー氏に付与する制限付き株式の数を決定するにあたって、メルコリゾーツの取締役会は、メルコリゾーツの会長そして最高経営責任者の両方の立場としての職務の範囲と責任を含め、メルコグループへのホー氏の仕事の貢献と重要性を考慮した。前述の株式付与の目的は…メルコリゾーツの成功と発展へのホー氏の貢献を認めるためのものであり、ホー氏が今後のメルコリゾーツ、そしてその事業の発展のために継続して努力を続けていくための動機を与えるためのものである」と述べた。