中国と韓国の関係改善が主な要因となり、香港に上場するニューシルクロード・カルチュラルテインメントでは2018年、ゲーミング粗収益が11.9%増加の1億360万香港ドル(約14億5千円)にのぼったことを水曜同社が報告した。
ニューシルクロードは先週韓国の済州地方の知事から、新統合型リゾート計画、グロリアス・ヒルのフェーズ1の開発をスタートさせるための正式な承認を受け取ったばかりで、済州KALホテルにあるメガラックカジノの運営も行っている。
2018年末の済州島への観光客の流入に言及しながら、ニューシルクロードは、1年を通じて効果的にVIPゲーミング市場を成長させたと述べ、カジノ事業の粗収益は78.5%増の2,290万香港ドル、売上総利益率は8.3ポイント増加の22.1%に達した。
同社は「これらの増加は主にジャンケットよりも売上総利益率の高い社内チームが管理するVIPゲーミング事業の成長に後押しされた」と説明した。
ゲーミングは2018年、グループの収益の22.5%を占めたが、今後数年間に行われるグロリアス・ヒルの開発によって「韓国にあるグループの資産の潜在的価値もそれに応じて増加する」ことになるだろう。
グロリアス・ヒルには、カジノ、5つ星ホテル、商用及び住居用建物、ブティックショッピングセンター、テーマパークそしてゴルフコースが作られる予定となっている。